『健康日本２１』最終評価

以下、健康産業流通新聞記事引用
成人女性など食生活改善　
生活習慣病では一部悪化も
厚生労働省の作業チームは５月２６日、国民の健康づくり運動として２０００年から１２年度まで実施する『健康日本２１』の最終評価に向けた議論を行った。『健康日本２１』では、生活習慣病の一時予防に係わる栄養や運動、糖尿病などの９分野で目標値を設定し、その達成のための施策などが進められてきた。この日は分野ごと作業チームが提出した目標値と直近の実績値との比較データと評価案が提出され、この内容について意見が交わされた。
９分野のうち、歯の健康やたばこでは、目標達成や改善との評価がなされたが、それ以外は一部で悪化した数値があったほか、目標設定時と直近の実績値でデータの取り方が違う項目があるため、「国民に間違った情報を提供する可能性はある」との指摘もなされ、最終評価は慎重に行うことが確認された。
このうち、栄養・食生活分野は、総括評価で児童・生徒と４０～６０歳代女性の肥満、食塩摂取（成人１０ｇ／日未満）に改善がみられたが、脂肪エネルギー比率や、野菜摂取量（同３５０ｇ／同）は改善が見られなかったとした。またこの日の議論では朝食欠食率や食塩摂取で、年代別に細かく解析する必要があるとの指摘があった。

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